まとめサイトは英語で何と言うかご存知ですか?
私の周りには英語圏で「まとめサイト」を書いているネイティブのブロガー達がたくさんいます。彼らは「まとめサイト」のことを英語でキュレーションサイトとは呼んでいません。
日本で「まとめサイト 英語」と検索すると、「キュレーションサイト」や「summary website」といった言葉がよく出てきます。でも、実際に海外では「Roundup Website」や「Roundup Blog」と表現されることが多いんです。この違いや英語圏のネイティブが「まとめサイト」を英語でどのように表現しているか、詳しくご紹介します!
「まとめサイト」の英語表現を知ろう
「まとめ」をそのまま英語にすると「summary」となりますが、「まとめサイト」を「Summary website」と言うのは少し不自然です。
海外では「Roundup」という言葉が、「いろんな情報を集めてまとめる」という意味でつかわれています。
また、「Overview」は全体像をざっくり示すニュアンスがあり、「Collection」は特定のテーマに沿って集めたものを指すのが一般的です。また、「Digest」は情報を要約して伝えるという意味合いが強くなります。
一方で、「Roundup」は複数の情報を整理してリスト化するイメージが強く、まとめサイトとしての目的に一番合っています。
海外メディアでのまとめサイト「Roundup」の使用例
「Roundup website」や「Roundup blog」は、海外の有名メディアでも広く使われています:
- TechCrunch:「Weekly Tech News Roundup」で週間のテクノロジーニュースをまとめ
- The Verge:「Gaming News Weekly Roundup」でゲーム業界の最新情報を配信
- Bloomberg:「Weekly Market Roundup」で金融市場の動向を総括
- CNET:「Best Tech Deals Roundup」で注目の製品情報を紹介
このように、「Weekly Roundup」や「Monthly Roundup」といった形で、定期的に情報を集めて紹介するコンテンツのタイトルによく登場します。
なぜまとめサイトは英語で「Roundup」が使われているの?
「キュレーション」は「情報を選んで集める」という意味が強いため、日本語の「まとめサイト」が持つ「多様な情報を一つにまとめる」というニュアンスとは異なります。この違いから、英語圏の読者には「キュレーション」が誤解を招く場合があります。
また、「Summary」は「要約する」というニュアンスが強いため、いろんな情報を集めて載せる「まとめサイト」とはズレがあります。「Digest」も同様に、情報の要約という意味合いが強すぎます。
「Roundup」は「情報を集めて一つにする」という意味がしっくりきて、実際に英語圏で使われる言葉と一致します。
LONGMANの辞書にはこのように書かれています。
”Round-up” [名]
- (ラジオ・テレビのニュースなどの)ダイジェスト、まとめ、概要、総括
・A ROUND -UP OF THE DAY’S NEWS 一日のニュースのまとめ
・A NEWS / SPORTS ROUND-UP ニュース [スポーツ] ダイジェスト - (家畜の)駆り集め、(犯人・容疑者などの)一斉検挙
via LONGMAN
もともと「寄せ集め、掻き集め」たりすることをRound-upというように表現することから、「まとめサイト」はRoundup blog(ラウンドアップブログ)と呼ばれるようになったのではないでしょうか。
Roundupの英語表現の使い方
まとめサイトの内容や目的に応じて、以下のような[Roundup]を使ったタイトル例を参考にしてください:
- ニュースサイト向け:「Daily News Roundup」 「Week in Review Roundup」
- テクノロジー系:「Monthly Tech Trends Roundup」 「Weekly App Reviews Roundup」
- ビジネス向け:「Weekly Market Analysis Roundup」 「Monthly Industry Updates Roundup」
- エンターテイメント系:「Weekend Movie Reviews Roundup」 「Gaming News Roundup」
まとめ
「まとめサイト」を英語で表現するなら、「Roundup Website」が最も自然でおすすめです。
「Curation」 「Summary」 「Digest」との違いを理解した上で、「Roundup Website」や「Roundup Blog」という表現を使えば英語圏の読者にも伝わりやすくなります。
海外向けまとめサイト作られるなら、「Roundup」という表現をぜひ使ってみてくださいね!
また、「海外のまとめサイト」を探されているなら、[Roundup website] [Roundup blog] [Roundup blog post]などをキーワードフレーズとして検索してみてください。
Hope this helps.
この記事がお役に立てれば幸いです。